当農園は、豆の問屋として開業してから100年以上の歴史があり、
産地業者として生産者と共に苦楽を歩んできました。
そんな当農園の目的は…
『生産者に、より安定的で計画性のある経営をしてもらいたい!』という事です。
価格や出荷先が安定すると、計画的な栽培が可能になり、経営も安定するため、
面積の拡張や機械設備に投資する事も怖くありません。
また、価格の乱高下は輪作体系にも影響が出ます。“麦・ビート・豆・馬鈴薯”といったように、
豆は輪作体系上、重要な作物です。
良い作物を作るには、1度栽培したあと、最低でも4〜5年は同じ作物を作らないのが絶対条件
でが、豆が生産費を割ってしまうような低価格だと作らなくなったり、逆に高すぎると十分に
期間を空けないで栽培する人も出てきます。
すると当然輪作体系が崩れ、収穫量も上がらず、品質の良くないものも出てきます。
当農園としても、品質が落ちると調整に時間がかかり、無駄な経費がかかります。
きちんと輪作体系を守れる状況にならなければ、
価格・品質を安定させる事はできないと考えております。
近年では、豊作により需給のバランスが崩れ価格が落ちてしまう「豊作ビンボー」の状況に
陥る場合が多くなっております。生産者も、相場に左右されるとせっかくの努力が結果としてあらわれず、
生産意欲を無くしてしまいます。
しかし、契約栽培によってそれが安定する事で、生産コストの削減や、どうやって収穫量を上げるか、
生産者自身が自然と考え工夫するようになります。
もちろん、当農園もそんな生産者はできる限りサポートしております。
そんな当農園の考え方に賛同してくださるメーカー・問屋様を募集しております。
契約栽培は、売り手・買い手の双方にとても有益な手段だと確信しております!
■ 直接契約栽培で安心・安全
当農園では50名を超える生産者と“直接契約栽培”しております。地場の生産者の畑に行って、
生産履歴の管理、栽培や作付けの指導などを行い、より良いもの、安全なものを提供しようと
努力しております。定期的に作況調査を行い、報告もいたします。また、新品種などは積極的
に試験栽培し、チェックしております。
■ びえいは古くから豆作りの産地
美瑛町は内陸性気候のため、1番おいしくなる時期に昼夜の温度差が大きく、非常に良質な
澱粉が蓄えられます。豆の生育に1番必要なのは日照時間と温度です。特に美瑛町は夏場の
気候が良く、非常に良いものが収穫できます。
また、土作りにも力を入れてきました。早くから堆肥場を作り「5年輪作体系」を掲げ、畑に無理をかけず、
安全なものを作るよう努力を重ねてきました。
■ びえいの生産者の特徴
美瑛町の生産者は、1件あたりの栽培面積が広いため、年間使用量を場合によっては1人の生産者で
賄う事ができ、価格も品質も安定します。農薬などは本州の栽培に比べ、もともと半分程度であり、
品種によっては1度も使用しないものも多くあります。
■自社で調整工場も併設
収穫されたものは、全て自社の工場で選別し、生産者ごとにロット管理しておりますので、異品種や
生産者が混ざる事はありません。一切中間業者を通さずに販売できるので、価格はお安くできます。
また、ご要望に応じて調整方法も変えられますので、粒餡用の手選1等品から漉し餡用のものまで、
品質・価格に応じて生産する事も可能です。
〜 おおまかな契約栽培の流れ (例) 〜
ご要望(品質・大きさ・品種・使用用途・使用期間・取扱量・生産可能な価格ライン・栽培方法)
をお伺いした上で、栽培条件を明確にします。
ある程度、調整方法や調整料金から逆算し、生産者に等級基準と価格を提示して、栽培可能な
生産者を割り出し、双方が合意した上で、栽培を生産者に委託します。
【この際に、豊作・凶作による価格の変動は、基準価格の10%以内を目安にして、不作時の原料確保
についても別途協議の上、生産者に委託します】
生育状況を、メール(写真等)で随時報告いたします。
収穫後、自社の選別工場で調整したものをサンプル提出し、双方合意の上お買い上げいただきます。
作付けは1〜3月の間に決まりますので、それまでにご連絡いただければ、その年からの契約栽培
も検討いたします。少量の生産でも可能です。
新品種などは、産地によって向き不向きもあります。大きい面積での栽培は1〜2年程の試験期間
を設けていただかないと、かなりのリスクを伴いますので、まずは小面積での栽培をおすすめいたします。
当農園で主に力を入れているのが
・小豆(しゅまり小豆)
・手亡(雪手亡)
・黒大豆(祝黒)
・金時
ですが、大納言や青豌豆・赤豌豆、大福豆、トラ豆、白金時など、全てが地場・北海道の豆であり、
豆なら何でも取り扱っております。
「こんな豆が欲しい」「生産者の顔が見える安全なものが欲しい」
「この豆を試したい」「価格を安定させたい」
など、どのような事でもお気軽にご相談ください。→
問い合わせ
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